HPのノートPCはキーボードのホームポジションに右手を置いた際に右手の中指の位置に変換キーが配置されている。この位置にカタカナひらがなローマ字キーが配置されているキーボードに慣れている場合、キーボード入力中に誤って変換キーを押してしまい意図しない変換が行われてしまうことがある。ここではキー割り当てを変更することによりこのような誤操作を軽減する方法を説明する。
HPのノートPCのキー配置について
まずは以下の画像を見てほしい。ご覧の通りキーボードのホームポジションに右手を置いた場合中指はKの位置になる。この中指をそのまま下に引いた位置に変換キーが配置されているが、他社のキーボードではこの位置にカタカナひらがなローマ字キーが配置されていることも多い。そのためキーボード入力中に意図しないタイミングで変換キーを押してしまいイライラすることがある。もちろん薬指を使ってカタカナひらがなローマ字キーを押せばよいのだが、複数のPCを使っている場合などPCに応じて切り替えるのは面倒である。
Windowsのキー割り当ての変更方法
変換キーの割り当てをカタカナひらがなローマ字キーの割り当てと入れ替えることで上記の誤操作を軽減できる。
Windowsのキー割り当ての変更方法はいくつかある。
- IMEの設定
- Keyboard Manager
- Change Key
それぞれ簡単には以下のような違いがある。
IMEは旧バージョンのIMEを使用できるようにしないと割り当てができない。
Keyboard ManagerはPowerToysを常駐させておく必要がある。
Change Keyはレジストリの編集が必要になる。
Change Keyでもよいが、ここではKeyboard Managerによるキー割り当てを説明する。
Keyboard Managerによるキー割り当ての変更手順
PowerToysをインストールする
基本的にはこちらを参考にPowerToysをインストールする。
Githubのリリースページからダウンロードできるインストーラの使用が推奨されている。このインストーラを使用する場合、.NET Core Runtimeも合わせてインストールできる。
なお、PowerToysはScoopでもインストールできるがこの場合.NET Core Runtimeを別途インストールする必要がある。
- Githubのリリースページからインストーラをダウンロードする
- インストーラを開きインストールを行う
Keyboard Managerでキー割り当てを設定する
PowerToysを開く
検索バーで「PowerToys」などと入力して開くとよい
「Keyboard Manager」を選択->「キーの再マップ」を選択する
変換キーをカタカナひらがなローマ字に変更する
「+」ボタンを選択する
キーの「種類」を選択して「変換」キーを押下、「OK」を選択する
次にマップ先の「種類」を選択して「カタカナひらがなローマ字」キーを押下、「OK」を選択する
これで変換キーをカタカナひらがなローマ字キーに設定できた
カタカナひらがなローマ字キーを変換キーに変更する
「+」ボタンを選択する
キーの「種類」を選択して「カタカナひらがなローマ字」キーを押下、「OK」を選択する
マップ先の「種類」を選択して「変換」キーを押下、「OK」を選択する
これでカタカナひらがなローマ字キーを変換キーに設定できた
「OK」ボタンを選択してキーの再マップを終了する
PowerToysを閉じる
以上により変換キーとカタカナひらがなローマ字キーを入れ替えることができた。
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